今日は、バターをさらに精製してつくる、「奇跡のオイル」ともいわれている「ギー」についてのお話です。 「ギー」については、少し前にバターコーヒーが流行った時にあわせて話題になりましたね!食塩不使用バターをさらに煮詰めて、水分やたんぱく質、糖質を除いて精製して作られる「バターオイル」のこと。なので、ある意味「バター以上にバター!」な食材です。 もともとはインドで医薬品や美容のためにとうまれたもの。インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では「1000の使い道、1000の効果がある」と言われ、様々な使い方をされていたようです。そんなギーが、日本でも作られているんです。
というわけで手にさせていただいたのはこちらのギー。
こちらで販売されているギーは岩手県田野畑村で、山地酪農法で育てられた牛たちの生乳から作られたギー。
山地酪農法というのは、山をまるごと切り開き、その急な山の斜面でウシたちを放牧させながら育てる酪農法のこと。そんな環境だからウシたちは、配合飼料ではなくてその山に植えられたシバなどを食べて育っています。牛への負担やストレスが非常に少ないのは長所ですが、その分、一般的な牛舎で育てられるウシと比べると、乳量がだいぶ減ってしまうという短所も。
そのようなこともあり、日本でこの酪農法をとっている牧場はごくごくわずか。
そんな酪農法にこだわる、田野畑山地酪農牛乳のバターをさらに精製して作られているのですが、ビンをあけるだけで、しっかりとした乳製品ならではの香りがふわっと香ってきます。
先ほどの画像で、ギーと一緒に撮影していた「 GHEE -奇跡のオイル- 」を読むと、インドのアーユルヴェーダのお話などを始めとするさまざまなお話を知ることができるので、興味のある方はぜひ、ギーと一緒にお買い物してみてください。
私は主に、使い方のところを中心に読んでしまいましたが、 白湯やチャイにいれたり、ソテーにしたり、軽く温めた干し芋に和えてみたり…。
使い方は様々!!
ギ―が人気になって理由のひとつに「バターコーヒー」があるかもしれませんが、それ以外にもマルチに使える、使い勝手もよく、あらゆるオイルの良いとこどりをしたオイルがこの「ギー」。
もちろんバターのようにパンにあわせてもOKですが、私のお気に入りは干し芋×ギーの組み合わせ。牛乳感しっかりのスイートポテトみたいで、とてもおいしくいただきました♪
ちなみにバターとは違って、常温保存がきくというのも便利なところ。春から夏の室温下にいるギーは、なめらかなペースト状。冬場は少し固めのテクスチャにと、季節によってその形状も少しかわります。
ぜひ一度、食べてみてあなたのお気に入りの使い方を見つけてみてくださいね!!
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