日本では、一般的に発酵していないバターのほうが流通しているので、ふつう「バター」といえば、非発酵バターをさします。が、フランスなどでは発酵バターのほうが一般的。
まあ、その名のとおり、バターを作る過程で、乳酸菌を加えて発酵させているのか、させていないのか、という違いがあるわけなのですが、発酵バターは、そのひと手間が加わることで、奥深い芳醇な香りと味が加わるといわれています。
なんでそんな素敵な過程「発酵」を加えたのかというよりも、どうやらたまたま運んでいた牛の乳が、攪拌されたことによって固形物(=バター)になっていた…という説があるのですが、今のような冷蔵庫のない昔は、すでにこの時点で、発酵まで進んでいたともいわれているので、そもそも最初に生まれたバターが「発酵(しちゃった)バター」であるといわれています。
今ではすでに冷蔵庫もあり、きちんとした品質保持ができるので、偶然作られる「発酵(しちゃた)バター」ではなく「(きちんと工程として)発酵(させた)バター」が作られているのですね。
ちなみにクロワッサンや、焼き菓子などをつくるなら、もう断然発酵バターが美味しい。」ホントいい仕事してくれるんですよってくらいの美味しいものができあがります。
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